「できない」という人、「できるようにします」という人!

かつての日本には消費者は王様という時代があった。
お客様は神様です」と持ち上げられて有頂天になっていた時代もあった。
三波春夫さんが舞台で「お客様は神様です」と言ったのは、「お客様を神様だと思って神の御前で精いっぱいの芸を披露します。」という趣旨であったということを後に知った。文字通りお客様は神様だという意味ではなかったらしい。

今の時代でも何を勘違いしているのか「俺は客だぞ」「私はお客様よ」みたいな態度をとる人がたまにいる。
「こうしてください」というと「そんなことはできないわ」「この年になって無理よ」と言って自分の無能さを自慢げに言う人もいる。
そうかと思えば「私にはできないけど、家族の者にやってもらいます。」と前向きに応える人もいる。
あるいは「今はできないけど、努力してできるようになります。」という人もいる。

そんなことできないわ」と言って世間を渡ってきた人、「努力します」と前向きな人生を送ってきた人。
人の生涯は短いものだが、同じような年月を生きてきて大きな違いが出るのは、もしかしたら人生に対する姿勢の差によるのではないかと最近、ふと思うようになった。

それにしても最近、お年寄りでパソコンを習う人が増えているらしい。
近い将来、世の中の仕組みが激変するらしくインターネットが使えないと収入面でも不利になるというのがその理由だと聞いた。老齢になって今更ながら努力するのはちゃんと目的があるわけだ。
金が絡むと人は変わる、その好例がここにもあった。
しかし、こんな時代もまた変わるかもしれない。

 

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