骨法に関する本を書きたい方への注意事項

戦国時代の忍者の療法である骨法は現代社会においても知名度が高まり世間に認められるようになりました。骨法の素晴らしさを多くの人に知ってもらいたいと考え、本を書きたいという人もいます。私自身も骨法が広く世間に広まることは大変喜ばしいことであると考えており、骨法の本を出すこと自体には異論はありません、


私は骨法を世間に伝えるためにできるだけ詳しい資料を作成し、講習受講者や一部の患者さんにお渡ししてきました。資料はそのまま書物として発行できる内容になっています。ですから、この内容を多くの人に知ってもらうために本にして出版したいと考える人がいても不思議ではありません。
しかし、本を書く、著作物を刊行するにあたっては社会のルールがあり当然ながらルールに則って書物を発行する必要があります。
骨法の本を書くということは、骨法療法を修得して、その技を使って大勢の人の体調不良や病気を治し、多くの症例を集め、その中から骨法に対する自分なりの見解・考え方を確立して自分の言葉で書物として発行する。ということであり、五年や十年の歳月を要するのは当たり前です。骨法を習ったからといって、一か月や二か月で本が書けるはずがありません。自分の言葉で書くとは言いながら、文章表現ではどうしても他人の書いた書物の表現と同じ表現になることもあり、それを全て自分の言葉で表現する必要はありませんが、基本は自分の見解、考えを書き著わすものです。
他人の書いた書物や資料を編集したり書き直したりした者を自分の著作物として発行することは盗用であり違法行為になります。場合によっては法的手段に訴えることもあり得ることです。

今現在、何年もかかって多くの症例を集めながら著作物として刊行したいと言っておられるお弟子さんもいます。
また、私が渡した資料を編集して書物として発行しようとする愚か者もいます。

学問に王道なし、骨法にも王道はありません。他人の褌(ふんどし)で相撲をとってはいけないのです。




 

 

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